年末の挨拶で取引先に来年のカレンダーを渡しに行く機会がありますね。
あまり経験がない場合、渡し方に戸惑いますし、取引先が留守の時どうしたらいいか困ってしまいます。
そこでカレンダーの具体的な渡し方と留守の場合の対応についてご紹介します。
□カレンダーの渡し方をご紹介します!
はじめに、カレンダーの渡し方について説明します。
ここでの注意点は6点です。
1つ目は、地面には置かないこと。
これは贈り物をする時には必ず注意することですね。
地面に置いたものを相手に渡すのは失礼なので、自分の鞄と一緒にうっかり自分の足元においてしまわないように気をつけましょう。
椅子やソファの上、テーブルの上に置くようにしましょう。
2つ目は、室内で渡すこと。
忘れないように早く渡したいという気持ちも分かりますが、室内に通される場合にはそちらで渡しましょう。
しかし、室内には入らず、玄関先での会話のみの場合には外で渡しても良いです。
3つ目は、挨拶後に渡すこと。
カレンダーを渡すタイミングは室内に通されて改めて挨拶を交わした後です。
名刺交換をする相手がいるときは、名刺交換が終わって談笑を始めるタイミングが良いです。
しかし、日頃から会う機会の多い取引先では挨拶後にそのまま会話が盛り上がることがあります。
その場合には会話がひと段落してから渡すように心がけましょう。
4つ目は袋から出して渡すこと。
持ち運び用の袋に入れてカレンダーを持参した際、袋から取り出して渡すことは常識的なマナーです。
この持参用の袋は自分で持ち帰りましょう。
しかし、お店などで渡す際に相手の方も持ち運ぶと予想できる場合は「袋のまま失礼いたします」と一言添えて袋のまま渡すようにしましょう。
5つ目は、最上席にいる方に渡すこと。
取引先の方が複数人いる場合は、その中で最も高い地位の方に渡しましょう。
同じく、訪問側も複数人いる場合には地位の高い人が渡すことがマナーです。
部下が先方に渡すように指示された場合以外は、誰が渡すのかも注意する必要があります。
6つ目は、渡す際にはひと言を添えること。
「つまらないものですが」と添えるのは近年敬遠されるため、「心ばかりの品ですが」「ほんの気持ちですが」などと分かりやすく気持ちが伝わるひとことを添えるようにしましょう。
以上の6点をおさえて印象よくカレンダーを渡しましょう。
□カレンダー配りで留守の時はどうしたらいいのか
実際に取引先に訪問したものの、不在だったというのは実際にあり得ることですよね。
不在だった場合には、メッセージを添えてポストに投函するようにしましょう。
この時に相手の体調を気にかけるメッセージも加えると、とても印象が良くなります。
カレンダー配りが目的ではなく、感謝を伝えることが目的で訪問したことが相手に分かるように気をつけましょう。
□まとめ
カレンダーの渡し方と留守の時の対応についてご紹介しました。
注意する項目が多いと感じるかもしれませんが、相手の立場になって行動することで問題なく年末の挨拶を終えられます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。