カレンダーといえば日付やスケジュールの確認などに用いられることが多いですが、もうひとつ欠かせない要素のひとつとして「六曜」というものがあります。
六曜とは暦に記される注釈のようなものであり、占いの要素を多く孕んでいます。
イベントの際などに何かと重視されるものでもあり、比較的なじみ深いと思われるこの六曜ですが、やはり一番気にしている方が多いのが「大安」と「仏滅」ではないでしょうか。
「大安」とは何をするにおいても安心して進めることができる大吉の日といった意味合いがあります。
そのため、大きなイベント事がある際はこの大安の日を狙って行うケースが多くあります。
もっともポピュラーなものとしては入籍や結婚式。
パートナーと生涯を添い遂げる始まりの日でもあるため、この日が選ばれることが非常に多く、結婚式場も日付や曜日よりも大安であることが最も重視される傾向にあります。
そのため、大安の日は予約でいっぱいになっていることもしばしば。
もうひとつ大きなイベントとしては「家を買う」というものがあります。
生活に欠かせないのが家。
人生においてもっとも大きな買い物とされるこの住宅購入ですが、これも大安の日が選ばれる傾向にあるようです。
具体的には売主との売買契約を結ぶ日。
売り手にとって、数々の思い出が詰まった家を手放すにあたっては然るべき人の手に渡って欲しいと願うものです。
そして買い手はその思いを胸に新しい我が家として受け継いでいくというある種、崇高な通過儀礼のような趣さえ感じるこの日もやはり縁起が良い日程を設定することが多いようです。
その逆に仏滅はこれらのイベントをあえて避ける場合が多く、それが故に一部の結婚式場などにおいては敢えて仏滅であれば安価で利用できるといったプランを用意しているところもあるようです。
ちなみに筆者はそういったことには一切気にも留めず、妻と籍を入れた日は仏滅でした。(義母にはかなり叱られてしまいましたが・・・。)
そこは人ぞれぞれ、あまり振り回されずにいきたいものだな、というお話でした。