年末に取引先の方に挨拶に行く時、カレンダーを配って回るという会社の方は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は年末の挨拶における定番のカレンダーについて解説します。
□カレンダーを配る理由とは
そもそも年末の挨拶でカレンダーを配ることにはどのような理由が込められているのでしょうか。
カレンダーを配る側には3つの理由があります。
1つ目は自社の広告塔として使うためです。
社名やセールスコピー入りのカレンダーは一年中貼られるため、取引先に貼っていただければかなりの宣伝効果になります。
これは想像しやすい一番大きな理由と言えますね。
2つ目はお客様と会うための営業ツールとして使うものです。
営業として手ぶらで年末のご挨拶に行くことは少し気が引けるように感じることはありませんか。
カレンダーを渡すという目的があれば、取引実績の少ない会社に訪問する際にもアポイントが取りやすいですよね。
3つ目は営業マンの誇りとしてのものです。
取引先に行った時に自社のカレンダーが目のつくところに貼り出されていたら担当として誇らしい気持ちになりますよね。
以上のように、カレンダーを配ることは配る側にとってメリットばかりですね。
反対に、カレンダーをもらう側はどのような思いを抱えているのでしょうか。
社名、セールスコピーがカレンダーに印刷されている場合、取引企業を公にしたくない会社は貼り出しを避けることがあります。
また、日付がわかりにくいデザインやカレンダー自体が大きすぎると、使い勝手が悪く、あまり好まれません。
選ばれなかったカレンダーは社員に配られるケースがほとんどですが、大きなカレンダーならば自宅に持って帰っても貼り出さず、捨ててしまうという方も多くいらっしゃいます。
せっかく配っても貼り出されなければ無駄なものになってしまいますよね。
そういった取引先の方の思いも考えてカレンダーを制作しましょう。
□年末の挨拶に使うカレンダーのデザインのコツ
取引先の方の思いに寄り添う形のカレンダー作成が重要だと分かったところで、そのデザインのコツ3点をご紹介します。
1つ目は会社名を大きく出しすぎないことです。
会社名をアピールするために会社名がパッと目に入るようにしたいですよね。
しかし、それが大きすぎると返って悪い印象をもたれる場合もあります。
あまりアピールしすぎないようにさりげなく会社名を入れることを意識しましょう。
2つ目は日付の視認性を良くすることです。
あくまでもカレンダーとして配布するものなので、デザインばかりを重視せず、日付や曜日、祭日などが記入されているのが望ましいです。
メモなどが記入できるようになっているとなおいいですね。
3つ目はサイズを小さめにすることです。
大きなカレンダーはインパクトにもなりますが、そんなに多くは飾れないですよね。
むしろ一人一人のデスクに飾れるようなコンパクトな卓上カレンダーの方が使ってもらいやすいです。
日付、曜日の視認性を良くし、メモ欄も入れるとより使ってもらいやすくなります。
□まとめ
年末の挨拶でカレンダーを配る理由とそれを踏まえたデザインのコツについて詳しく知れたでしょうか。
宣伝効果が見込め、貼り出してもらいやすいデザインをすることは難しいですが、以上を参考に作成してみてくださいね。