6月に入り、カレンダー工房を運営する東京宣広社は最も書き入れ時ともいえるうちわのシーズンに突入しております。
今年はここ数年に比べ、様々なイベントに対して規制がかなり緩やかになったこともあって、非常にありがたいことにカレンダーどころではない状況が続いていますが、その裏で来年のカレンダーのお問い合わせをいただくことも実は少なくはありません。
毎月お送りしているその月にマッチしたカレンダーデザインについてご紹介するこちらのコラム。
6月はあまり特筆すべきイベントがない印象ではありますが、今月も取り上げてみたいと思います。
■梅雨
6月といえば真っ先に思い浮かぶのが梅雨。
ここ数年は温暖化の傾向があるのか5月頃から気温が高く、雨が多い日も増えてきていますが、そうは言っても「雨が多い時期といえば6月」というイメージはまだまだ色濃いものです。
紫陽花やかたつむりなど梅雨のイメージを想起させる動植物が多いことも憂鬱な時期である反面、この季節特有の風情を感じさせるものであるように感じます。
子供たちにとってもドキドキワクワクが止まらない時期ではないでしょうか。
■ジューンブライド
古くからヨーロッパで『6月に結婚する花嫁は幸せになれる』という言い伝えがあります。
もともと6月は日本では「梅雨」「祝日がない」などネガティブな印象が強い月ですが、海外ではハワイやヨーロッパを始め、乾季に入っている国が多く、心地よい気候で結婚式が行える季節のようで、そういった意味でも人気なのかもしれませんね。
毎月カレンダーの題材に取り入れられやすいイベントや行事について取り上げている当コラム。
この6月についてはご紹介すべき題材が足りず少々ネタ不足の感が拭えませんが、夏を前にして個人的にはとても風情を感じる興味深い月でもあります。
1年を通してみれば、春から夏に移り変わっていくこのような時期があっても良いのではないでしょうか。