既製品のカレンダーへ名入れを行う際、商品にもよりますが一般的にはチャリンコ印刷という方法を用います。
チャリンコ印刷とはオフセット印刷の一種であり、カレンダーを1ページずつ手作業で刷っていく方法です。
そのため、一般的なオフセット印刷と比べて異なる点がいくつかあります。
これからカレンダー作成を検討される際の注意点として、ぜひご覧ください。
□グラデーション、濃淡表現が可能
カレンダーへの名入れは、そのシンプルさから意外に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、チャリンコ印刷はグラデーションや濃淡表現も可能です。
そのため、イラストや写真などの印刷も可能です。
とはいえ、通常のオフセット印刷と比べて印刷精度は劣ってしまうため、名入れのデザインによっては向き不向きがございます。
使用したい名入れデザインがある場合は、予めお送りいただければ、その再現性について事前確認も可能です。
□印刷の仕上がりについて
冒頭で述べた通り、チャリンコ印刷は職人の手によって1ページ1ページ手刷りを行います。
そのため、印刷の仕上がり(印刷の乗りやカスレなど)についても、ページごとにやや異なる場合があります。
濃淡表現があるデザインなど、細かい絵柄が含まれる場合には特に顕著です。
この仕上がりの違いは手作業であるからこその特徴。
そのため、温かみのあるしるしとして受け取っていただければ幸いです。
□めくりじわについて
チャリンコ印刷は職人が1ページずつカレンダーをめくりながら印刷を行うため、カレンダーの角部には若干の折り目やシワが生じる場合があります。もちろん納品前にはある程度修復させる工程がありますが、使用する紙や職人の技術度など様々な条件によって、これらのめくりじわが除去しきれない場合もございます。
□まとめ
壁掛けカレンダーへの名入れは職人による手作業で行われるため、一点ずつその仕上がりや品質は異なります。これはこれから名入れカレンダーを検討される全てのお客様に事前にご了承いただきたい点でもあります。
もちろん、名入れにおける注意点はカレンダー工房担当よりご案内させていただきますので、ご安心ください!