季節を感じる日本の暦について<12月>

今年もいよいよ12月。
この時期特有の慌ただしさが訪れています。
このシリーズではカレンダーの暦に書かれている「旧暦」にスポットを当てて月ごとにご紹介しておりますが、前回でも触れた通り、9月以降については「雑節」にあたる暦がありません。
今回ご紹介する12月は季節が切り替わるタイミングを告げる「節気」についてご紹介します。

□大雪(二十四節気)

11月には「小雪」という、主に初雪の時期を示す節気がありますが、こちらの「大雪」は本格的に雪が降り始め、動物たちが冬眠の準備を始める時期です。
今年の大雪は12月7日から冬至までの15日間を指します。
本格的な年末シーズンの訪れを告げる節気でもあり、この日を機に世の中が慌ただしくなっていくような気がしますね。

□冬至(二十四節気)

数ある節気の中でも最も知名度が高いと思われる冬至。
今年は12月22日に当たります。
太陽が最も低い位置にあり、一年の中で最も夜が長い日です。
冬至といえばゆず湯やカボチャといったこの時期ならではの風物もあり、年明けまで残り10日を切るタイミングでもあることから世の中が徐々に盛り上がってくる時期でもあります。


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12月はなにかとイベントが多く、いつもとは異なる雰囲気が街中にあふれる時期です。
気がつけばあっという間に過ぎ去ってしまう12月。
暦に目を向け、季節の移り替わりを意識してみるのもまた一興かもしれません。