カレンダーの製本方法について<その2>

前回はオリジナルカレンダーを作成するにあたって、非常に重要となる検討ポイントである「製本方法」についてご紹介しました。
今回も引き続きこの製品方法について触れていきたいと思います。
前回ご紹介したホットメルト、中綴じの二つは現在、カレンダーの製本において比較的主流になりつつある製本方法ですが、今回取り上げる「リング製本」と「金具留め」は以前から採用されている製本方法であり、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

まずリング製本。
こちらはその名の通り金属のリングを用いて製本する方法であり、かなり以前からカレンダーに採用されています。
ノートやメモ帳でも採用されている製本方法であるため、かなりメジャーな部類に入るのではないでしょうか。
最近では環境に配慮してこれまで金属製のものが主流であったリングを再利用可能な紙製のペーパーリングへ切り替えるといった動きが増えてきております。
オリジナルカレンダーの場合、このリングの色もお好みのものから選ぶことができるため、より個性あふれるカレンダーに仕上げることができます。

その次にご紹介するのが「金具留め」。
カレンダー上部の一辺を金属製のパーツで挟み込むような形で製本する方法です。
金具部分には壁に取り付ける際に必要な吊り下げ用のフックがついており、画鋲などを用いることで簡単に壁にかけられるような造りになっています。
こちらもだいぶ以前から取り入れられている製本方法であり、どこか懐かしさすら感じさせる雰囲気があります。
こちらの製本の場合、処分する際に金具と紙を別々に分ける必要がありますが、この分ける作業がなかなか大変であり、ごみの分別の面でやや難ありということもあり、少しずつではありますが他の製本方法に移り変わっているような印象もあります。

このように製本方法ひとつとっても様々な方法から選択できるのがオリジナルカレンダーの特徴です。
その他にも検討できるポイントは非常に多岐に亘ります。
ゆっくりとご検討いただくため、ぜひお早めのご検討をおすすめいたします!