季節を感じる日本の暦について<7月>

早いもので7月ももう下旬。
日々30℃を超える猛暑が続いています。
今年の7月はオリンピックの影響で祝日の移動があったりと、少し特別な月となりますが、旧暦においてはどのようなものがあるのでしょうか。

□小暑(二十四節気)

梅雨が明け、だんだん暑くなってくる時期を示す節気です。
毎年7月7日の七夕頃にあたります。
暑さに備えて体力をつけたり暑中見舞いを送り始めたりなど、本格的な夏を迎えるにあたっての準備期間とも言えます。

□大暑(二十四節気)

先述の小暑から約15日後、暑さが本格的になる時期を示す節気です。
毎年7月22日頃にあたります。
いよいよ夏の到来。
一年で最も暑い時期であり、イベントの開催などいろいろと盛り上がる時期でもあります。

□半夏生(雑節)

6月下旬の夏至のおよそ11日後から七夕頃にかけての時期を示す雑節です。
「半夏」という薬草が生える時期であることからこの名が付いています。
梅雨明け~夏の到来と、季節の変化を告げる役割もあり、どういうわけかこの日を境にスーパーの鮮魚コーナーなどでタコが並び始めるという商習慣もあります。

□土用(雑節)

「土用の丑の日」やうなぎで比較的有名ですが、「土用」とは季節の変わり目の時期を指す雑節です。
立春、立夏といった「四節」の18日間を指すものであり、年に4回あります。
夏の場合は立秋までの18日間、今年は7月19日~8月6日の期間を指します。


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以上、7月の節気についてご紹介しました。
カレンダーは日付だけではなく二十四節気や雑節などにも目を向けると、より一層季節を感じることができ、大変おすすめです。