考察:カレンダーを配る理由について<効果的な名入れとその傾向>

このコラムではカレンダーを配る理由やその効果について、様々な観点から考えていきます。
今回は「効果的な名入れ」とはどのようなものなのかについて、その傾向をこれまでの実例を踏まえて考えてみました。

□傾向その1:レイアウトについて

お客様から名入れレイアウトのイメージをお伺いする際、一番多いのがやはり「社名を一番大きくしたい」というご要望です。
当然といえば当然なのですが、カレンダーは言わば広告塔。
社名を目立たせることでその会社の存在をアピールさせることはやはり重要なようです。
デザイン的な観点から見ると、社名を大きく、その他の情報を小さくした場合、見た目のバランスは少し悪くなってしまう可能性がありますが、そのことがかえって目を引くことにもつながるため、意図的なものとして取り入れてみるのも良いのかもしれません。

□傾向その2:名入れの内容について

カレンダーの名入れ内容の希望で多いパターンは「社名」のほか「URL」や「メールアドレス」「電話番号」の組み合わせ。意外にも「住所」は特にあってもなくても問題無いという傾向にあるようです。
先方が自社にアクセスできる手段さえあれば物理的な距離はあまり影響がないこともあってこのような傾向に至るのではないでしょうか。
ちなみにこの傾向は名入れスペースに限りのある卓上カレンダーに限らず、壁掛けカレンダーでも「QRコード」に代用される形に移り変わっているようです。

□傾向その3:デザインについて

特に壁掛けカレンダーの場合、多くの人の目に入りやすいこともあり、名入れのデザインをこだわりたいという方も多くいらっしゃいます。
例えばロゴだけ他のカラーを入れたい、イラストを入れたいといったご要望。
既製品カレンダーの場合、印刷方法の特性上、追加料金がかかったり印刷再現性にやや不安があったりと制約がありますが、比較的この点はあまり気にしないという方が多い印象です。
少しでもライバルと差をつけたカレンダーを作りたい!という気概が伝わります。


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今回は効果的なカレンダーを作るにあたっての最近の傾向について振り返ってみました。
引き続き、様々な角度からカレンダーについて考えていきたいと思います。
<次回に続く。>